2010年08月13日
睡眠薬処方 4年間で3割増【NEWS】
厚生労働省研究班による過去最大規模の約30万人への調査でわかった
ニッポンの睡眠薬事情
●調査は国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)の三島和夫・精神生理研究部長らの研究班が実施
・対象:複数の健康保険組合に加入する約30万人
・期間:05年以降の各年4~6月の診療報酬請求明細書(レセプト)を基に向精神薬の処方実態を調査
●医療機関が処方する向精神薬のうち、患者1人に出す睡眠薬の1日分の量が05~09年の4年間で3割増
●処方された患者の約3割が4年後も服用を続け、このうち薬が減っていない人は約7割に上ることも判明
→「投与後の効果の見極めが十分でないため、漫然と処方されている可能性がある」調査担当者談
●向精神薬全体については、05年に1回以上処方された人は1万426人だったが、07年は約1・2倍の1万2290人に増加
・不安や緊張を抑える抗不安薬と睡眠薬は年齢が高いほど処方される患者の割合が増加
・65歳以上の女性では、05年は10%が処方を受けていたが、07年には14%に増えた
●処方診療科
・「抗うつ薬」と主に統合失調症の治療に使う「抗精神病薬」については精神科が6~7割
・「抗不安薬」と「睡眠薬」は精神科が4割にとどまり、内科、整形外科などの一般身体科が半数以上を占めた。
→「重篤な症状のために長期間服用しなければいけない患者もいるが、効果が乏しいまま向精神薬が処方されているケースが多いのではないか。心身にも影響が出る恐れがあり、処方が適切か医師は定期的に確認し減量を検討することが必要」と指摘する(三島部長談)
厚労省はデータを基に睡眠薬の投与や減量の方法を定めた初のガイドライン策定へ
■詳しくは→2010年8月13日 毎日新聞
ニッポンの睡眠薬事情
●調査は国立精神・神経医療研究センター(東京都小平市)の三島和夫・精神生理研究部長らの研究班が実施
・対象:複数の健康保険組合に加入する約30万人
・期間:05年以降の各年4~6月の診療報酬請求明細書(レセプト)を基に向精神薬の処方実態を調査
●医療機関が処方する向精神薬のうち、患者1人に出す睡眠薬の1日分の量が05~09年の4年間で3割増
●処方された患者の約3割が4年後も服用を続け、このうち薬が減っていない人は約7割に上ることも判明
→「投与後の効果の見極めが十分でないため、漫然と処方されている可能性がある」調査担当者談
●向精神薬全体については、05年に1回以上処方された人は1万426人だったが、07年は約1・2倍の1万2290人に増加
・不安や緊張を抑える抗不安薬と睡眠薬は年齢が高いほど処方される患者の割合が増加
・65歳以上の女性では、05年は10%が処方を受けていたが、07年には14%に増えた
●処方診療科
・「抗うつ薬」と主に統合失調症の治療に使う「抗精神病薬」については精神科が6~7割
・「抗不安薬」と「睡眠薬」は精神科が4割にとどまり、内科、整形外科などの一般身体科が半数以上を占めた。
→「重篤な症状のために長期間服用しなければいけない患者もいるが、効果が乏しいまま向精神薬が処方されているケースが多いのではないか。心身にも影響が出る恐れがあり、処方が適切か医師は定期的に確認し減量を検討することが必要」と指摘する(三島部長談)
厚労省はデータを基に睡眠薬の投与や減量の方法を定めた初のガイドライン策定へ
■詳しくは→2010年8月13日 毎日新聞
Posted by somnoquest at 18:32│Comments(0)
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